あんしんを、あたらしく。~一般社団法人安心R住宅協議会~

2019.02.01

リフォームとリノベーションって同じ意味? 何が違うの?

相談者
住宅ローンの相談にいくにあたって、変動金利と固定金利のどちらがいいか迷っています。選び方はあるのでしょうか? またよくきく「フラット35」についても教えてください。
(福岡在住 20代)

 

回答者
 現在は借り入れをされる方の9割は変動金利を選択されています。今は低金利時代で金融商品の中で変動金利が一番低いからです。
 ただし固定金利のメリットとしては、ローンを組むと将来にわたって一定の支払金額となり、ライフプランがたてやすい、また景気が良くなると金利も上がる可能性があるということがあります。これらの理由で固定金利を選ばれる方もいらっしゃいます。

 たしかに景気が良くなって金利が上がるリスクがあると、固定金利の方がよいように思いますが、固定金利は最初から少し高めに設定してあるので、支払金額を抑えたい方は変動金利の方がいいかもしれません。
 変動金利の場合、金利を半年ごとに見直すので金利がひんぱんに変わっているイメージを持たれている方もいるかもしれませんが、ここ10年くらいはほとんど変わっていません。
 変動金利は、金利が上がったとしても支払額は5年ごとしか変わらないことや、上限値が1.25倍と決まっているので、急に上がって支払えなくなるということはあまり考えられないと思います。
 金利が変動しても5年間は月々の支払金額は変わりませんが、元金と利息の割合が変化します。例えば月々の支払いが5万円で元金45,000円利息5,000円の割合が金利の変動により元本44,000円、利息6,000円になるということです。5年後には1.25倍が上限なので62,500円の支払いになる可能性があったとしても急に1.6倍の8万円の支払いなったりはしないということになります。
 不動産会社では、お客様のライフプランをお伺いして固定と変動どちらがいいかも一緒に考えます。まずは最寄りの不動産会社にご相談ください。

 また「フラット35」とは借り入れをした時点で35年間の月々の支払金額が確定することです。月々8万円の支払いとなると35年間月々の支払がずっと8万円です。金利が変わらないということになります。銀行の固定金利との違いは35年間金利が完全固定されるということです。銀行の固定金利は5年、10年、20年などの固定になりますがフラット35は35年間の金利固定です。月々の支払額に変化がないのでライフプランは立てやすいかもしれません。

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