あんしんを、あたらしく。~一般社団法人安心R住宅協議会~

リフォームとリノベーションって同じ意味? 何が違うの?

リフォーム リノベーション
相談者

「リフォーム」という言葉と「リノベーション」という2種類の言葉をよく目にしますが、どういう使い分けがされているのですか? 自分たちがやりたいことが「リフォーム」になるのか、「リノベーション」になるのかわかりません。
(京都在住 40代) 

回答者

この2つは意味が大きく異なります。簡単に言うと、「リフォーム」は既存の問題を修復すること。そして「リノベーション」は既存の住宅に付加価値をつけることです。

具体的に見ていきますと、「リフォーム」は間取りを変更せずに、古くなった水回りを新しくしたり、壁紙を張り替えたり、ボロボロになった部分を修復する、老朽化したスペースを新しく改装するのがリフォームです。
「リノベーション」とは、既存の建物に対して新たな機能や価値を付け加える改装工事を意味します。たとえば、間仕切りを広くする、キッチンをより現代的で機能性の高いものに変更することです。
建物の価値を向上させる「リノベーション」のメリットは、なんといっても自分のライフスタイルに合わせて住居空間を作れることです。
部屋数を少なくしてリビングを広く取りたい・・・などなど、住む人のライフスタイル、ライフプラン、年齢、性別、家族構成に合わせて一から作り上げていく楽しさがあります。
中古物件をリノベーションするケースでは、新築よりもかなりの低コスト(一般的には新築より20%~30%安いとされています)で済むことがほとんどです。さらに現在は定額制のリノベーションもあります。
ただし「リノベーション」にはデメリットもあります。それは何かというと、中古物件の工事では、築年数によっては耐震工事もあわせて必要になることが多いという点です。耐震工事が加わると、費用が上がり、引き渡しまでの期間が長くなることもあります。

ちなみによくある質問で、分譲マンションの場合「間取り変更する際に水回りは配管の関係があり変更できないか」というのがありますが、勾配がとれれば変更することが可能な場合もあります。まずは一度お近くの不動産会社までご相談ください。

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