あんしんを、あたらしく。~一般社団法人安心R住宅協議会~

2019.12.25

自分の死後、家が子どもの負債にならないためにどうしたらよい?

相談者
「自分が死んだあとに今住んでいる家を子どもが相続することになると思います。子どもにとって負債にならないようにするにはどうしたらよいですか?」(愛知県 70代)

 
回答者
 こんにちは。安心R住宅推進協議会の三津川 真紀です。

 ご自身がいま住んでいる家を子どもが相続することによって、子どもの負債になることをご心配されているのですね。確かに不動産を相続する場合、中にはお子さんの負債になるケースもあります。しかし、そうならないために、事前に準備しておくことができます。ご自身が亡くなられた後、お子さんが実家に住むつもりがあればよいのですが、そのつもりがない場合は売却や土地の活用と言ったことを頭に入れて準備する必要があります。まずは準備に取り掛かる前に、いまのうちから相続後の方針について、お子さんと話し合っておくことをおすすめします。

 そして準備の一つとして、まずはお持ちの家のことをいろいろと調べてみましょう。たとえば、不動産の価値を知ることです。不動産を売却したり、活用したりするにあたって、どのくらいの価値があるかを知っておくことは非常に重要です。立地や土地の形状、公道に面しているかどうか、周辺の地価はいくらぐらいかなどを調べてみてください。事前に土地活用や不動産の売却を専門にしている不動産会社に相談しておくのもよいですね。

 また、売却を検討している場合には名義と土地の共有利用について調べておくのも重要です。自分たちも親世代から引き継いだ土地だと特に、複数での共有名義になっており、同意がとれなかったり、また遠くの親戚だったりするとそもそも連絡がつかなかったりと、売却の手続きがスムーズに行えないこともあります。必ず事前に確認しておくことをおすすめします。

 今からご自身で準備をするなら、成年後見人制度や家族信託について調べてみてはいかがでしょうか。成年後見人制度は、ご自身が認知症などで判断力が衰えてしまったときに預貯金や不動産などの資産を代理で後見人が管理できるしくみのことです。

 家族信託もしくみ自体は成年後見人制度と似ていますが、裁判所への報告義務がないなどより柔軟な運用ができるようになっています。こういった制度を活用して、お子さんが資産を管理しやすくしておくというのもいまのうちにできる準備の一つと言えるでしょう。

 長く住んでいる大事な家が、自分の子どもにとって負債になるというのも悲しい話です。早めに準備をしておくことが、ご自身とお子さんのためになるので、心配になったときから準備を始めてくださいね。

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