あんしんを、あたらしく。~一般社団法人安心R住宅協議会~

2019.11.28

空き家を所有しているけど、どうしたらいいでしょうか?

相談者
地元に親から相続した空き家を所有していますが、この先住む予定もなく、どうしたらいいでしょうか?
(神奈川県 50代)
 
回答者
 こんにちは。安心R住宅推進協議会の三津川 真紀です。

 空き家を所有されているということですが、この先の管理に悩んでいるようですね。空き家対策はいくつか方法がありますが、その前に空き家を放置することのリスクについて考えてみたいと思います。

 たとえば、空き家を放置することは窃盗目的の不法侵入や不正利用、不法投棄や放火などの犯罪被害に遭うリスクを高めます。また、人の住まない家には、害虫や害獣が住み着きやすくなってしまいます。放置により、いつか売ろうとした際に資産価値が目減りするリスクもあります。空き家の状態にもよりますが、生ものや汚水の処理をしたり、きちんと手入れをしたりしないと臭いやゴミの散乱などで近隣トラブルを生んでしまうこともあります。

 ほかにも、台風や地震による倒壊、損壊のリスクや、その影響で近隣の建物や通行人などに被害を及ぼした場合に、民法上の管理責任(損害賠償など)に問われるリスクなどが考えられます。民法では「相続放棄をしたとしても、相続財産を管理できる人が現れるまでは自分の財産と同じくらい気を付けて管理しなければならない」という決まりがあるのです。となると、たとえ相続放棄したとしても管理責任を問われることになるのです。

 では、空き家を所有することになったらどうしたらいいのでしょうか。対策は大きくわけて3つあります。1つは、空き家を適切に管理することです。空き家の管理サービスを提供している会社があるので、そういう会社に依頼したり、家族で管理できる時間がある人が管理したりするのもいいでしょう。

 2つ目の対策としては、空き家を売却することです。そのまま売却するか、家自体は解体して更地で売却する方法もあります。売却に抵抗がある場合は、空き家に自分たちが引っ越して暮らしてしまうというのも、一つの管理の方法ですが、今回は済む予定がないとのことでしたね。

 3つ目の空き家対策としては、空き家を活用するという方法です。たとえば、リフォームして賃貸物件として貸し出すとか、民泊や下宿施設として利用するなどの方法があります。また、家屋を解体して更地にし、フランチャイズ経営の店舗として貸し出したり、駐車場などにしたりするなどの土地活用も考えられますね。

 空き家の対策にはいくつかの方法があります。放置のリスクも考慮に入れて、自分の家族と相談し、最適な方法を選んでくださいね。

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