あんしんを、あたらしく。~一般社団法人安心R住宅協議会~

2019.09.15

中古住宅の安全性を検査するには?

相談者
購入検討中の中古住宅があるが、建物がそのままでも大丈夫なのか、修理が必要なのかを知りたい。何かいい方法はありますか?
(青森県:30代)

 

回答者
こんにちは。安心R住宅推進協議会の三津川真紀です。

中古住宅を購入検討中とのことですが、築年数の経過した建物が安全かどうか、気になるポイントですね。その場合の対策方法を解説しましょう。

中古住宅購入時には、「ホームインスペクション(住宅診断)」があり、実施する人が徐々に増えています。
不動産業法の改正により、不動産業者が中古住宅を販売する際にホームインスペクション実施の告知をしなければならないため、消費者からの認知度がじわじわと上がっています。

ホームインスペクションとは、その名の通り住宅診断です。中古住宅購入時のリフォームや建替が必要か判断する際に実施します。通常、住宅の診断が必要とされる場面は、売買やリフォームのタイミングなので、それらとセットで行われることがほとんどですが、ホームインスペクションのみを受ける会社も少ないながらあります。
 
ホームインスペクションは、構造に関わることなので、建設会社や建築士が行います。前述の業法改正により、不動産会社はホームインスペクションの告知をするようになりましたが、できる範囲が限られ、また利益が低いため、ホームインスペクションのみを引き受けたくないのが実情です。不動産会社が依頼を受けると、ホームインスペクターを雇う、もしくは外注する必要があり、経費が増えます。

実際の検査内容は、目視が中心で、範囲は目視可能な部分に留まります。今普及し始めている段階なので、保険申請のために必要、または単に心配で見てほしいから、など、各々の目的により検査項目、また業者間の精度がまちまちなのが実情です。

中古住宅購入後、万一不備が出た場合、住宅購入後の欠陥に対する対応として、「瑕疵保険」という制度があります。住宅における「瑕疵」とは、完成した住宅に本来備わっていなければならない耐震性能や耐水性に欠陥があることです。瑕疵保険はその欠陥を直すために適用されるものです。加入者は建設会社で、条件が厳しいため、加入しているのは流通している中古住宅の1割程度です。瑕疵保険に加入済みの中古住宅を選ぶと安心です。

ホームインスペクションは、まだ途上段階ですが、じわじわと広がっています。検査項目がまちまちなどの課題を抱えており、今後これらが統一されれば、消費者にもより分かりやすい制度となるでしょう。上記を踏まえ、ホームインスペクションを受けるかどうかご検討いただきたいですが、私としては、受けることをお勧めします。実際に、セカンドオピニオンを依頼する消費者も少なからずいらっしゃいます。中古住宅購入時、不安がある場合は依頼をしてみてください。

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